滋賀県警は7日、同僚の男性修行僧を寮の縁側から突き落として死なせたとして、同県東近江市永源寺高野町、臨済宗永源寺派大本山永源寺の修行僧内山忠昭容疑者(52)を傷害致死の疑いで逮捕したと発表した。 東近江署の発表によると、内山容疑者は6日午後11時半ごろ、境内にある寮1階の自室で、男性修行僧(47)を縁側から約50センチ下のコンクリートの路面に突き落とし、死亡させた疑い。男性修行僧は頭を強く打ち、同市内の病院に搬送されたが、7日午後1時ごろに死亡した。 内山容疑者は同日午前11時ごろ、同署に出頭してきたという。自室で2人で飲酒中に口論となり「かっとなって縁側から突き落としてしまった」などと話しているという。永源寺などによると、寺には十数人の修行僧がおり、内山容疑者は20年近い修行歴があり指導する立場だったという。