まだ『憲兵』ネタで引っ張ります。 憲兵〈続〉 (1952年) 作者: 宮崎清隆出版社/メーカー: 富士書房発売日: 1952メディア: ?購入: 1人 クリック: 2回この商品を含むブログ (2件) を見る 宮崎清隆の『憲兵』は、世に出るや大きな反響を呼び、続編として出版された『続憲兵』では、その書評や読者からの手紙をまとめ、附記「憲兵始末記」として掲載しています。 当時(昭和27年)の雑誌や新聞では、この本が出たことを戦前回帰の危険な風潮ととらえるものが多かったようです。 週刊読売 著者は「東條大将を立派な愛国者だと確信する」人間である。この熱血児の波乱万丈の半生は、読物としてはきわめて興味があるが気をつけて読まぬと恐るべき毒素を含んでいる。 サンデー毎日 すべては正しかったのだ、ただ悪かったのは戦に負けたことなのだ、という考えが、背骨に通っている。おそろしいことではないだろうか。 そし