漫画家のやくみつる氏の話 「これほどの物証が出た以上、もう観念するしかない。八百長の話は以前からあり、見ていて『おやっ』と思う取組もあったが、ファンはそれもひっくるめて楽しんでいた。相撲には興行という側面もあるから、それ(八百長)をいうのはやぼという気持ちだった。だが、不祥事が相次ぐ中、もはやうやむやにはできない。今回名前の出た一部の力士に限らず、さかのぼって調査を進め、認めるべきは認めなければ、相撲は今後、スポーツとしてみてもらえなくなる。国技の看板も守れない」元NHKアナウンサーで東京相撲記者クラブ会友の杉山邦博氏の話 「不祥事は数々あったが、今回は次元が違う。過去の『無気力相撲』問題と異なり、個人名まで明らかになってしまった。大相撲の存立に関わる問題で、憤りを超え、泣きたい思いだ。野球賭博に関わった力士の名前も再び挙がっている。ゲーム感覚で土俵に臨んでおり、伝承文化の担い手という意識