これは、金井淑子編「身体とアイデンティティ・トラブル―ジェンダー/セックスの二元論を超えて」に収録された短い文章である。 身体とアイデンティティ・トラブル 作者: 金井淑子出版社/メーカー: 明石書店発売日: 2008/05/30メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 36回この商品を含むブログ (10件) を見る 細谷さんは、美醜という基準は、常に「美/醜」を序列化する作用が伴うことを指摘する。「Aは美しい」と言明することは、常に同時に、「Aでないものは醜い」とする作用を伴うのだ。そして、醜い人は、美しい人より下位に位置づけられる。この序列化により、醜いとされた人は、他者に攻撃されるだけでなく、自分自身を卑下し、嫌悪して苦しむことがある。これが、美醜によるハラスメントである。 さて、細谷さんは、このハラスメントの被害にどう対処するのかを考察する。細谷さんは藤野美奈子「不美人論」とデイ
ジモティの若者と会った ある晴れた五月の午後、地方に住んでいる二十代後半の若者に会った。ここではA君と呼ぼう。A君は、小さな工場で働いている。おそらく収入が三百万円に満たないが、でも恋人もいて、人生には充足しているように見えた。笑顔が素敵で、いつも朗らかな表情をしている。思春期は不良だったというが、いまはその片鱗もない。 A君は生まれ育った土地にずっといて、中学や高校のころからの仲間たちが、周囲にはたくさんいる。その仲間の数は、おおよそ四十人。最初は数人の小さなグループからスタートしたが、数年のうちにここまで大きくなった。暴走族や暴力団のような反社会的要素はなく、ただひたすら集まって騒ぐだけの集まりだ。 「集まったときに何を話すの?」と聞いてみると、A君は言った。「音楽の話とか、ゲームの話とか」「みんなでゲーム機を持ち寄って、一緒に対戦したりとかさ」。仲間が溜まり場にしているカフェが地元に
インターネット掲示板に開成中(東京都荒川区)で生徒らを無差別に殺傷すると書き込み、学校業務を妨害したとして、警視庁捜査1課と荒川署は24日、威力業務妨害の疑いで、長野県松本市の高校生(16)を書類送検した。「警察が動くなど、反応があるのが楽しそうに思えた。学校に恨みはなく、有名だったから書き込んだ」と供述している。 少年は携帯ゲーム機を使い、他人の無線LAN(構内情報通信網)経由でネットにアクセスしていた。捜査1課によると、他人のLANを経由して、携帯ゲーム機から出された脅迫文の差出人を特定するのは困難で、摘発は全国初という。 調べでは、少年は2月18日、松本市の路上からゲーム機を使って近くの民家のLANに無断で接続、掲示板に「明日、東京の開成中学校に討ち入りに行く。午前9時半に生徒や教師を無差別に刺殺する」と書き込んで、学校側に警戒を強化させるなど、業務を妨害した疑い。 同じ日に、松本市
オレたちの言葉で語ろう ラジオ「Life」秋葉原事件特集2008年6月24日 印刷 ソーシャルブックマーク 鈴木謙介さん(右から2人目)の司会で、秋葉原殺傷事件について明け方まで議論が続いた=23日午前3時、東京・赤坂、小暮誠撮影 深夜ラジオ番組「文化系トークラジオ Life」(TBS)が23日午前の放送で、秋葉原殺傷事件を取り上げた。司会は、ネットや若者について発言してきた若手社会学者の鈴木謙介さん(32)。番組ホームページの予告編で、鈴木さんは「事件について何を言えばいいのか僕は分からない」とリスナーに語りかけていた。(塩倉裕) 「Life」は06年10月に始まった。鈴木さんを中心に、フリー編集者の仲俣暁生さん(44)ら30〜40代のパーソナリティーが、社会問題やサブカルチャーを話題に2時間半、語り合う。番組は先日、ギャラクシー賞(ラジオ部門)の大賞を受賞した。 取り上げたテーマはロス
※長文の苦手な方は御遠慮‥‥いや避けた方が無難です。途中に追記(6/24)を入れました。 前の記事を「こちらは基本的に、公開されているテキストから読解力も文章力も想像力も恥の感覚も感じられない人の相手はしませんのでよろしく」と締めくくったところ、aozora21さんがお相手にはなれそうにありませんという記事を上げていました。 そこで私への幾つかの確認が入っていました。質問形での確認ですが、トラックバックを頂いていませんので、どういう意図なのか少々図りかねています。 で、相手はしないと公言しましたが、読んでいるうち気が変わりましたので、質問も兼ねてレスしてみます。 takisawaさんのコメント欄で私のブックマークコメントから『世界にひとつだけの花』が象徴するものを関連付けていたのは認めていただけますね? 前の記事でも、言及するならどうしてリンクをはらないのかと訊いているのですが、なぜその手
我が家の家訓に、「NHKの受信料の支払いを口座振替にするな。集金人に取り にこさせろ」というのがある。過去に揉めたことがあるからだ。過去、と言っ てもかなり昔、なにせわたしが生まれる前のことなので、相当気合の入った 因縁がNHKとの間にあることになる。 当時も、NHKはさかんに受信料の支払いを口座振替にさせようとしていた。 狙いはもちろん集金人の削減による出費を抑えるためと、思想の問題などで、 急に受信料の支払いを拒否しはじめるのを防ぐためと思われる(生まれてない ので詳しいことは知らん)。で、当時存命だったわたしの曽祖父(祖父はすでに 他界)は、NHKの言うことにハイハイと従い、銀行に口座振替の手続きを行った。 にもかかわらず、NHKの集金人はウチに受信料を取りに来たのだ。詳しいことを 知らなかった祖母は、いつも通りに受信料を渡した。結果、その月は集金人に 手渡した分と、銀行から引き落と
社団法人日本映像ソフト協会(JVA)が6月17日に発表した「私的録画問題に関する当協会の基本的考え方について」によると、放送からの録画のうち、特にアニメーション番組に関しては、 「放送からの録画によるパッケージビジネスに与える影響は大きいし、仮に直接的な売上げ減がなくても、私的録画補償金が必要」 との考えを明らかにしました。 今までの「ネット上での違法配信によって売上が減少するから補償金が必要」という考え方と比べると、「売上が減少していなくても補償金が必要」というのは、かなり支離滅裂な考え方ですが、一体どういう事なのでしょうか? 詳細は以下から。 (PDFファイル)私的録画問題に関する当協会の基本的考え方について 上記ファイルの3ページ目から4ページ目にかけてが今回のポイントです。 (2) 放送からの録画によるパッケージビジネスに与える影響は大きいし、仮に直接的な売上げ減がなくても、私的録
先日、卒業生たちに誘われ、一緒に飲む機会がありました。 前々任校の卒業生たちで、22〜25歳の5人。皆、それぞれの“企業”に就職し、給料をもらっています。 さて、話が弾む中で給料の話題になりました。中学校を卒業後、養護学校(当時)高等部を経て、日本中の誰もが知っている外食チェーンの特例子会社に勤めているA君。勤続5年目の青年です。 霞「給料日はいつなの?」 Aくん「28日です。」 霞「で、いくらくらいもらっているの?」 Aくん「8万円です。」 …ちょっと、いや、かなりびっくりしました。特例子会社ではありますが、初任給は10万円程度あったはずです。さらに話を聞くと、最近は3時あがり*1の日が多く、家に帰るとお母さんから渋い顔をされているとか。 ここで、ピンときました。療育手帳*2を持っている人を採用した企業には、厚生労働省から助成金が交付されます。『大阪府/ ご指定のページは移転しました。』
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