山梨県警南アルプス署は2日、生活保護受給者宅から現金を盗んだとして、南アルプス市吉田、同市芦安支所市民福祉課副主査、腰淳一郎容疑者(41)を窃盗容疑で逮捕した。 調べでは、腰容疑者は10月13日正午ごろ、同市芦安芦倉の無職男性(71)宅で、居間の押し入れにあった財布から現金1万円を盗んだ疑い。容疑を認めているという。 腰容疑者は生活保護を担当しており、受給者の男性とは顔見知りだった。当日は祝日だったが、腰容疑者は「仕事で来た」と訪れてしばらく雑談。散歩に出かける男性と一緒に家を出た。その直後に男性宅に戻り、鍵のかかっていない玄関から侵入したらしい。帰宅した男性が被害に気付き同署に届けた。 南アルプス市によると、腰容疑者は同僚や消費者金融に500万円以上の借金があり、給与が差し押さえられていた。借金の理由について「ギャンブルに使った」と話していたという。【藤野基文】 【関連ニュース】