<チリ救出>費用16億円、補償問題…管理責任は? 「政治利用」批判も 毎日新聞 10月15日(金)8時46分配信 チリ北部のサンホセ鉱山地下に閉じ込められた作業員33人は13日、無事救出された。ただ、落盤事故を巡っては、安全を軽視した鉱山会社の経営や監督する政府の管理体制の甘さが指摘されている。一連の救助活動には最大で2000万ドル(約16億円)の費用がつぎ込まれており、「奇跡」の救出劇による熱狂が過ぎ去った後は、事故の責任問題が浮上しそうだ。【コピアポ國枝すみれ】 【全員の顔写真、救出の仕組み図解も】感動の救出劇を写真ドキュメントで 「もう二度とこんなことが起きないよう願います」 最後に地上に現れた作業員のリーダー役、ルイス・ウルスアさん(54)は出迎えたピニェラ大統領に訴えた。 サンホセ鉱山では04年、07年にも落盤事故が発生、それぞれ1人が死亡した。鉱山会社が増産を目指し、9