(CNN) たった5リットルの湯を循環させるだけで、快適にシャワーが浴びられる。スウェーデンの産業デザイナーが開発した未来型シャワーを使えば、水道光熱費を大幅に節約することができるという。 宇宙船では新たな水を補給しないまま、飛行士たちが何年間も生活する。地球上でも同じことができるはずだ――。産業デザイナーのメルダッド・マジュビさんはそう考えて、シャワーの湯を浄化、リサイクルする「オルブシス・シャワー」を開発した。 宇宙船内と同じように、「閉じたループ」の中で水を循環させる仕組みだ。シャワーヘッドから出てきた湯を排水口に集め、一瞬のうちに飲料水レベルまで浄化したうえで、再びシャワーヘッドへ吸い上げる。短時間でリサイクルするため湯の温度はほとんど下がらず、ほんのわずかな再加熱で済む。湯の勢いが強く、安定しているのも特長だ。 通常10分間のシャワーで使う湯の量は約150リットルとされるが、オル