レーン・宮沢事件で軍事機密の根室飛行場 逮捕前から絵はがきに 拡大運用の典型例 (11/28 06:30、11/28 09:29 更新) 「根室要覧」に記された海軍飛行場(点線で囲まれている) 【根室】太平洋戦争中のスパイ冤罪(えんざい)事件とされる「レーン・宮沢事件」で、当時軍事機密とされた根室市の海軍飛行場の存在が、事件摘発よりも7年以上も前に土産物の絵はがきと自治体要覧に記載されていたことが分かった。特定秘密保護法案の成否が注目される中、「根室市歴史と自然の資料館」が所蔵する資料をあらためて見直したところ、記述が見つかった。関係者は「当局のさじ加減で、周知の事実も機密扱いになる典型例だ」と指摘する。 この事件では、北海道帝国大(現・北大)の学生、宮沢弘幸さんが1941年(昭和16年)、根室の海軍飛行場の存在などを米国人夫妻に漏らしたとして、軍機保護法違反容疑で逮捕された。 同資料館で
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