海とばばさんは、 「スピリチュアル」になぜ突然(?)反応し始めたのかなあと思っておりましたが、「個人化」のところからそちらへ発展したんですね。 と書いていますが、もともと災因論の研究から調査研究を始めて、アフリカのクリア社会では占い師のところに通いつめていたんですよ。もっとも、それを「スピリチュアル」とか「スピリチュアリズム」という語では呼びません。というのも、19世紀にイギリスで始まったスピリチュアリズムは、始まったときから、科学的言説とメディアに媒介されたものだったからです。つまり、非真正なレベルで客体化されたものです(その意味では「原理主義」と同じ誕生の仕方です)。そのような非真正なレベルとは異なる、真正な社会での占いは、道具立ては同じでも意味が異なっています。まさに、海とばばさんが沖縄のユタについて言っているように、「『しがらみ』との兼ね合い」において働いているのであって、「しがら