大手住宅設備メーカーの「LIXIL」を傘下に持つ持ち株会社の「LIXILグループ」は、去年買収したドイツの企業の子会社について、破産手続きの申し立てを検討していると発表しました。破産した場合、グループ全体の決算に影響する可能性があります。 「LIXILグループ」の発表によりますと、「ジョウユウ」が公表している資本金より、実際は半分以上少ないおそれがあり、破産手続きの申し立てを検討しているということです。破産した場合、最大410億円の損失が発生するおそれがあり、去年3月期とことし3月期のグループ全体の決算に影響する可能性があるということです。 「LIXILグループ」は、およそ150の国と地域で商品を展開するなど、海外事業の拡大に力を入れていて、現在「ジョウユウ」の調査を継続していますが、「今後、グローバルな監査態勢をさらに強化する必要がある」と話しています。