報道陣に公開されたトヨタの新型ハイブリッド車「SAI」(サイ)=20日午前、東京都港区芝大門(古厩正樹撮影) トヨタ自動車が先月20日に先行予約を始めた新型ハイブリッド車(HV)「SAI」(サイ)の受注が、1万台を超えたことが5日、分かった。月間3000台の販売を目標にしていたが、半月で3カ月分を超える目標を達成した。トランクルームが後方に突き出すなど、伝統的なセダンの形が中高年層に受けたようだ。 一方、10月の新車販売は、トヨタのHV「プリウス」が登録車、軽自動車を含めて5カ月連続の総合首位になることが分かった。ユーザーの環境志向を反映し、性能の高いHVの人気が改めて証明された格好だ。 SAIは300万円台中心のHVで、12月7日に正式発売される。トヨタ関係者によると、SAIの受注は、10月末で約1万600台に達した。正式発売後の購入では、来年3月に切れる新車買い替え補助制度に納車が間に