ニセ「ボランティア医師」飲酒に女性トラブルも 東日本大震災の被災地の宮城県石巻市で医師資格を持たずにボランティアで医療行為を行っていたニセ医師が、活動中の飲酒や女性トラブルなど問題行為を起こしていたことが14日、複数の関係者の証言で分かった。 「米田きよし」と名乗る男性が活動していた石巻市災害ボランティアセンターで、被災地支援を行っていた関係者は明かす。「米田は(寝起きする)キャンピングカーの中で毎日のように昼間から酒を飲んでいた。夜になると泥酔し、ろれつが回っていないのにどなり散らすんです」。周囲は問題視したが、現場では珍しい「ボランティア医師」という立場で発言権も持っていたため、見過ごされたという。 医療行為は、ボランティアの健康診断などは行っていたようだが、専門的なものになると若い看護師などに任せたという。結膜炎を患った子供が訪れた際、周囲が診察を依頼すると「避難所に戻るべきだ」など