午前8:00東日本大震災に伴う津波で大きな被害を受けた沿岸地域を抱える岩手3区には、民主党の分裂で日本未来の党も候補者を擁立。自民党や共産党も交え、4人が復興を争点にしのぎを削る。 壊滅的被害を受けた岩手県陸前高田市では今も仮設の店舗や住居が並び、復興に向け、重機があちこちで稼働する。津波で自宅を流され、両親や妻、長男を亡くした民主の黄川田(きかわだ)徹氏(59)は地元の神社で必勝祈願。「復興のために働く」と願いを込めた。 岩手では未来の小沢一郎氏(70)=岩手4区=が強い影響力を持ち「小沢王国」と呼ばれたが、小沢氏の離党で分裂した。 午前11:00黄川田氏が近くのスーパーで第一声。自宅が流され、娘の家に身を寄せている無職、千葉正一さん(82)は「住宅再建のめどをつけてほしい」。主婦の藤巻育子さん(70)は「周りは住宅も店舗も仮設ばかり。元通りとまではいかないまでも、街づくりを進めてほしい