大阪市西成区の准看護師、岡田里香さん(29)の死体遺棄事件は27日、幼なじみの日系ブラジル人の女が中国・上海で出頭し、状況が急展開した。遺体を宅配便で搬出し、岡田さん名義のパスポートやクレジットカードを次々と不正取得-。関与が疑われる犯行はいずれも大胆で、手際の良さが目を引く。2人の間に何があったのか。 女の身柄確保は、府警の捜査幹部にとっても突然の出来事だった。出頭の経緯、中国公安当局による拘束の有無について「確認が取れていない」「分からない」と繰り返した。 日系ブラジル人の女は、岡田さんの小中学校時代の元同級生。2月1日、大阪市内の居酒屋で久しぶりに食事をしていた。 「今日は夕方から小学校の同級生と会うよー。10年ぶりくらいかな」 岡田さんはインターネットの交流サイト、フェイスブックにこうつづった。この日を境に岡田さんと元同級生の付き合いが再開したと捜査関係者はみる。 そして3月20日