教会が伝道企画として行ってきた王道3大イベントといえば、「コンサート」「英会話」、そして「映画会」だろう。特に映画会は、規制が多いという煩雑さはあるものの、やはり根強い人気を誇ってきたと思う。 私も小さい頃から、このような映画会でいわゆる「キリスト教系クラシック作品」を鑑賞してきた。最も見た回数が多いのが、三浦綾子原作の「塩狩峠」。次いで「炎のランナー」か。あとは「海嶺」「ベン・ハー」「十戒」「天地創造」などであろう。 子どもの頃から常々思ってきたのだが、どうして教会の映画会はマイナーで古めかしい作品しか上映しないのだろうか。それらは作品の質として決して悪いわけではないが、おしなべて同世代の友達が魅力を感じられないもの、言い換えるなら教会員以外の方の集客があまり見込めないものばかりのような気がしている。 最近は、シネコンが浸透したせいだろうが、従来のマイナーなキリスト教映画も劇場でかかるよ