私の「夏休みの自由研究」ということでw (※「春休みの自由研究」で追記しましたw 2023.4.2) 最近、四国新幹線の是非等がネット上を賑わせることがあり、「絶対赤字だ」とか「四国新幹線は地方創生の切り札だ」とか色んな声が出ているところ。 しかし、その中で具体の数字があまり出てこない。 本稿は、現行のJR瀬戸大橋線(本四備讃線)の計画上の輸送量と実際の輸送量のデータや建設の経緯等をご提示することで、皆様の実のある議論の一助になればという趣旨で作成したものである。 これは、国鉄の1972(昭和47)年の会議資料に登場する本州四国連絡橋公団(以下「本四公団」)作成の資料である。 1970(昭和45)年段階では、本州四国連絡鉄道の輸送量は、旅客・貨物とも宇高航路の航送量の7~8倍と想定されていた。 当初の瀬戸大橋線の計画輸送量は御覧のとおりである。 ただし、これはAルート(神戸鳴門ルート)にも