クリスチャンの雇用者は、従業員の福利厚生を保証・充実させる責任があると、教皇フランシスコが語った。雇用者たちが従業員の必要を満たし尊重することは、「平信徒の宣教師」を雇うというスピリットであり、言わば「起業家たちの使命」であると説明した。 バチカンで先月31日、社長や重役などの企業幹部ら7千人が集まるイベントが行われた。そこで教皇は、企業幹部たちを宣教師になぞらえて話した。 「あなたは、家庭において、職場において、社会において、福音と教会の社会的教義の要求に対して忠実に生きるよう招かれています」と教皇は語った。「これは、ビジネスなどの困難かつ複雑な分野にあって、福音の社会的次元の中で宣教師になるという呼び掛けです。これは、貧困や弱さのあるさまざまな状況に対して、より福音を近くにもたらすことにつながります」 教皇は、雇用者たちに対し、従業員の仕事や家庭生活についてさらに理解を深めるよう求めた