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  • 特集「危うい日本の政治バランス 労働組合の果たす役割とは?」

    政治のバランスが崩れ、権力の集中が進めば、日の民主主義は危機に追い込まれる。参議院議員選挙は、一つの岐路になる。労働組合は、そのバランスを保つためにも役割を果たさなければならない。 危うい政治バランス 自民党は野党に比べ、圧倒的に強い基礎体力を持っています。地域に行くほど自民党が強くなり、都道府県議員の約5割は自民党議員です。その上、多くの業界団体の支持があり、公明党とも連携して支持基盤を固めています。 野党が自公政権に選挙で勝つためには、(1)野党がまとまること、(2)無党派の追い風を受けること──の二つの条件が必要です。しかし、現状では、無党派の風はなかなか吹きません。それ以上に、「希望の党騒動」以降、民主党系の議員は、立憲民主党と国民民主党に分かれてしまい、自公政権に対抗するような力は残念ながらありません。 現在の政治情勢は、危険なバランスの上に成り立っています。1990年代以降、

    特集「危うい日本の政治バランス 労働組合の果たす役割とは?」
    unamu_s
    unamu_s 2022/06/15
    "自民党は何だかんだいっても、財界の意向をくみ取って動いているわけで、働く者の側に立つ政党ではありません"
  • 特集「「アベノミクス」と「中年フリーター」 実態から見た経済情勢とは」

    戦後最長の景気拡大期の一方で、厳しい状況に置かれ続けた人たちがいる。景気回復の実感が乏しい中、「中年フリーター」の視点から「アベノミクス」を眺めてみる。 ──「中年フリーター」の現状は? 10〜20年近く非正規雇用で働いたり、正社員の経験があっても過酷な労働で心身ともに疲弊して退職に追い込まれたり。学校卒業から20年近く。いくらがんばっても報われず、低賃金や雇い止めで疲れきり、心が完全に折れてしまっている人が多いです。 生活は、現状維持で精いっぱい。都心でも手取り月20万円のハードルは高いです。諦めと絶望の中で「このままでいいや」と諦める人が目立つようになりました。行政などの支援があっても、その流れに乗れません。 男性は独身が多く、実家や公営住宅、ルームシェアなどで家賃を抑えて生活している人が多いです。費も切り詰めていて、500円のお総菜でも高いから、閉店間際のスーパーで5割引きの商品を

    特集「「アベノミクス」と「中年フリーター」 実態から見た経済情勢とは」
  • 特集「みんなで負担し、誰もが受益者になる「救済型」から「共存型」の再分配へ」

    格差是正につきまとう中間層の負担増加への懸念。社会を信頼できない「分断社会」が再分配の見直しを阻んでいる。すべての人の暮らしが支えられる社会の実現に向けて、負担と受益のあり方を転換しなければならない。 井手 英策 (いで えいさく) 慶應義塾大学経済学部教授 専門は財政社会学。著書に『経済の時代の終焉』(大佛次郎論壇賞受賞)(岩波書店)、『分断社会を終わらせる「だれもが受益者」という財政戦略』(共著)(筑摩書房)ほか多数。 ほとんどの日人は、困っている人がいたら助けようと思うだろう。ところが、誰が困っている人なのかを定義することは難しい。例えば、年収250万円で働く非正規雇用のカップルは子育てするのに困っている。彼/彼女は困っている人だ。しかし二人の年収をあわせると、世帯年収では中間層になってしまう。困っているのは自分たちなのに、社会は自分たちを困っている人と認めてくれないということにな

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