東京五輪・陸上女子100メートルハードル決勝で倒れたハードル(2021年8月2日撮影、資料写真)。(c)Antonin THUILLIER / AFP 【1月19日 AFP】国際オリンピック委員会(IOC)が定めたトランスジェンダー選手に関する新たな指針に対して、女子大会の品位を損ねるリスクがあると、38人の医療専門家が研究で疑問を呈した。 IOCが昨年11月に定めた新たな枠組みでは、女子の大会に出場するトランスジェンダー選手が不当なアドバンテージを得ていると自動的にみなしてはならないということになった。IOCが2015年に発表した指針から置き換えられたこの枠組みでは、トランスジェンダー女子選手の出場に向けて、テストステロン値を抑制するという要件も取り除かれた。 しかし、医学雑誌「Open Sport and Exercise Medicine」に掲載された論文は、この指針が「主に人権の観
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