ひと晩をマクドナルドで100円で眠る人〈マクド難民〉がいる一方で、ひと晩で100万円飲む男がいる。ネオヒルズ族と呼ばれる与沢翼氏の目には、〈マクド難民〉はどう映っているのか。作家の山藤章一郎氏がインタビューした。 * * * 毎月3000万円以上遣う六本木の男・与沢氏に〈マクド難民〉を知っているかと訊いた。 「知ってますよ。でもこんなこというと、めちゃくちゃ批判浴びますけど、クソですね。……自分がね、全く同じようにクソだった時代があるから。 コンビニやサイゼリヤの前でたむろして、脅しやナンパ、くっだらないこと朝までやって。ワープアの人全部がそうではないのはきまってるけど、ぼくがクソだった時代と同じで、彼らは夢とか目標がなく、惰性で生きてるんです。そこから這い上がらないと、本当にクズになっちゃう」(与沢氏・以下「」内同) ──ハローワークに毎日通って、みなさん職をさがしていますが。 「しかし