こんにちは。 六号通り診療所の石原です。 朝から健診結果の整理などして、 それから今PCに向かっています。 それでは今日の話題です。 今日はこちら。 チェルノブイリ膀胱炎、という概念が、 先日児玉龍彦先生の国会答弁などもあって、 話題になりました。 現在の福島原発周辺の地域でも見られるような、 「低線量」の内部被曝が長期間続くことにより、 特徴的な膀胱炎が出現し、 その持続が膀胱癌の発症に結び付くのではないか、 という仮説です。 これに関しての文献は、 複数発表されていますが、 現時点で最もまとまっているのが、 上記のCarcinogenesis 誌の2009年の文献で、 児玉先生の書かれたものも、 主にこの文献の内容から取られています。 論文の内容はどのようなものなのでしょうか? まず疫学的データとして、 ウクライナでの膀胱癌の発症が、 1986年には100万人当たり26.2人であったの
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