反原発活動を続ける俳優山本太郎(37)が4日、枝野幸男経産相にかみついた。東京・福家書店新宿サブナード店で、著書「ひとり舞台」の発売イベントに出席。先月24日、枝野氏が経産省前(東京・霞が関)で、4カ月以上テント内の泊まり込みを続けている反原発団体に防火上の理由から“撤去命令”を出したことに、山本は「撤去の意味が分からない。少しぐらい懐の深いところを見せろよ! ケチなこと言ってんなよ!!」と激怒した。同書は、脱原発宣言をした昨年4月以降の活動を記したもの。市民活動を続け仕事が激減した山本は「収入は10分の1以下になり、恋人も失いました」と告白。女性とは、結婚を前提に交際したが、昨年7月に破局したという。 [2012年2月5日9時4分 紙面から]