ウラジーミル・ヤコヴレヴィチ・プロップ(英語: Vladimir IAkovlevich Propp, 1895年4月29日 - 1970年8月22日)とは、ソビエト連邦の昔話研究家である。 概要[編集] 1895年、ロシア帝国のサンクトペテルブルクに生まれる。1932年からレニングラード大学(現サンクトペテルブルク大学)で教鞭を執った。 後に言うところの構造分析を昔話に適用した。たとえば魔女や王様、動物など昔話に登場する主人公は彼らが誰であるかを問題にするかぎりほぼ無限に存在するが、彼らが何を行い、物語内でどんな機能[1]を果たしているかを分析すると、ごくわずかな項で分類できることなどを発見した。主著である『昔話の形態学』は、1928年に出版された当時は全く反響を呼ばなかったが、1958年に英訳が出版されるや数多くの言語に翻訳されるようになり、現在では構造主義の先駆的仕事として評価されて