僕はパフュームのブームにのれない。他のパフューム論というのはいくつも出ていると思うが、あまり参照しないで、僕の「のれなさ」は何なのか一人で勝手に考えていた。基本的にこの動画を見てもらえば分かるように、「現実のフィクション性」=「書割性」を表現しているように思う。そこまでは別にいい。しかしそれは随分前のメタフィクションとかSFで随分やったような気が……*1 というのが「のれなさ」の第一要因。そして音楽的にはクラフトワークやYMOとかDEVOとかとの違いがよくわからない(彼らにあった「笑い」性が「萌え」や「切なさ」に変わってしまった。僕はDEVOとかかなり好きなのだが)。人間を機械のようにする、というのはクラフトワークそのまんまだしなぁ、そこに「アイドル」という操作されている「人形」じみたものが挿入されているのが違う点だろうか。ゼロ年代的に、過去の意匠を簡単にサンプリングできているこの安易さこ