マイクロソフト「Access」はそれ自体がRDBMSである。また、手軽に扱えるため非常に人気の高いアプリケーションでもある。中小企業などでは、Accessを利用してさまざまなデータベースを活躍している例も多い。Accessが有能なRDBMSなので、SQL Serverを使うべきかが検討されることも多い。しかし、このような検討はそもそも間違いである。AccessとSQL Serverでは何が違うのだろうか。Accessで基幹業務などのデータベースを構築している場合は、以下の解説でその違いをよく理解して、正しい選択をしてほしい。 SQL Serverは、データベースシステムをネットワーク上に提供するという形でサービスを行っている。 クライアントの要求はすべてサーバ側で行われ、データベースの更新状況をトランザクションログとして保存している。 サーバのダウンなどの障害に対しても、一貫性のあるデータ