黒っぽい内臓や赤い血管が透けて見えるアマガエルが、山口市大内矢田の住宅で見つかった。 山口県立山口博物館によると、突然変異で色素の一部が欠如したとみられ、非常に珍しいという。 山口高1年、中谷俊晶さん(16)が3日朝、登校前に自宅の倉庫から自転車を取り出そうとした際に見つけた。通常、目の周りにある金色の虹彩もなく、目玉は真っ黒。体長約2センチで、子どもとみられる。 中谷さんから依頼を受けて6日、このカエルを見た同博物館の田中浩学芸員(55)(動物担当)は「突然変異で青色になったアマガエルは県内でも年1回ほど見つかるが、透明はさらに珍しい」としている。 中谷さんは「6年前に青色を見つけて以来、珍しい色のアマガエルを探していた。今度は黄色を見つけたい」と話していた。