Published 2019/03/29 17:44 (JST) Updated 2019/03/29 18:02 (JST) 東日本や西日本では、桜が見頃を迎えている所が多くなり、各地でお花見を楽しむ季節になりました。お花見といえば桜を思い浮かべる方が多いと思いますが、日本ではいつごろからお花見をするようになったのでしょうか。 諸説ありますが、奈良時代に、中国の文化にならって花を観賞しながら歌を詠むという催しがお花見の始まりではないかといわれています。ただ、当時は桜ではなく、梅を鑑賞していたようです。万葉集では、梅の花を詠んだ歌が約120首あるのに対して桜の花が約40首ということからも、梅の花が好まれていたことが分かりますね。 中国から伝えられた梅は、春の訪れを真っ先に知らせ、香りも良いことから、人々の心を掴んだのではないでしょうか。その後、平安時代に日本独自の文化が発達して、日本古来の