沖縄県警宮古島署(宮古島市)の交通課の男性署員(40代)が、地元レンタカー業者を集めた会議で、中国人や韓国人にレンタカーを貸さないよう求めていたことが署への取材でわかった。「通訳不足を説明するものだったが、不適切と言わざるを得ない」として、署長が29日付で本人を厳重注意した。 署によると、会議は24日に約10社が参加して署内であった。署員は事故対応を念頭に「通訳をパッと現場に向かわせることができない中国語や韓国語を母国語とする外国人には、レンタカーを貸さないでほしい」という発言をし、英語圏の観光客への貸し出しを勧めた。韓国人が人身事故を起こした際に、通訳がおらず困ったためだという。署の交通課長が29日、会議の参加者に発言の意図を説明した上で謝罪した。