食のプロと一杯@もつ焼 扇屋(東京都府中市) 平均気温マイナス10度、30人の越冬隊員。南極という閉ざされた環境で食生活を支えてきた料理人が、帰国後に自分へのご褒美としてどんな店に行くのか。できれば一緒に杯を傾けながら、その人の「南極物語」を聞いてみたい――。そんなむちゃな願いを聞いてくれたのが、南極に1年以上滞在し、この3月に日本に戻ったばかりの渡貫淳子さん(43)。南極料理人がどうしても食べたかった逸品とは……。 JRと京王線の分倍河原駅の目と鼻の先。狭い路地を抜けた先に「もつ焼 扇屋」はあった。寒いところから戻ったからやっぱり温かい鍋物、ぐらいしか思いつかなかったが、え、もつ焼き? 店先には赤ちょうちん、古びた引き戸から店に入ると昭和レトロな雰囲気が広がるザ・居酒屋。飲み助の心をわしづかみにされた。 懐かしの味 夫と子どもの3人でよく訪れていたという渡貫さん。角ハイボール(400円)
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