陸上自衛隊第12旅団(榛東村)と県警は26日、共同実動訓練を実施した。実動訓練は4回目。 訓練には、陸自の第48普通科連隊25人と県警機動隊23人が参加。新潟県に強力な殺傷力を持つ武器を持った武装工作員が上陸して群馬県内に侵入、陸自に治安出動命令が出たとの想定のもと行われた。 この日は、武装工作員を発見し鎮圧するための共同検問訓練や、同村の相馬原演習場内で県警車両が緊急走行し自衛隊を先導する部隊輸送の訓練などを実施、緊急時の役割や連携方法について確認した。 陸自の近藤恒史普通科連隊長は「想定外は許されない。警察と自衛隊が相互理解を深め、練度を高めていきたい」と話し、県警の大橋昭久危機管理対策統括官は「(陸自と警察は)普段使う言葉も装備も違う。何度も訓練を実施し、共同対処能力を向上させていきたい」と話した。