岸田文雄外相は10日の閣議後の記者会見で、日韓の外務・防衛当局の局長級幹部による「日韓安保対話」を14日にソウルで開催すると発表した。また16日に、初となる日米韓外務次官協議をワシントンで開催することも明らかにした。 日韓安保対話は約5年ぶり。関係悪化で2009年12月以降途絶えていた。北朝鮮の核・ミサイル問題などについて意見交換する見通し。日本は外務省の伊原純一アジア大洋州局長と防衛省の鈴木敦夫防衛政策局次長、韓国は李相徳(イサンドク)外交省東北アジア局長らが参加する。 また、中谷元・防衛相は10日の会見で、日韓安保対話などで、5月にシンガポールで予定されるアジア安全保障会議(シャングリラ・ダイアローグ)での韓国の韓民求(ハンミング)国防相との会談を呼びかける意向を示した。 日韓防衛相会談が実現すれば4年ぶりとなる。交渉が停滞している軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の締結などを議題に