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ブックマーク / chikirin.hatenablog.com (8)

  • 弱者を追い詰めて爆発させる愚 - Chikirinの日記

    8月 8日にソーシャルブックリーディング(みんなで同じを読んで、ツイッターで感想を共有し合うイベント 。詳しくはこちらら ) を行うので、課題図書の『昭和史 1926-1945 』を再読してます。 https://amzn.to/39Twcit → 昭和史 1926-1945 キンドル版 → 昭和史 1926-1945 楽天ブックス 今、安倍政権が安保関連法制を大きく変えようとしてるため、「戦争前の日と全く同じだ」みたいに言う人がいるけど、『昭和史』を読めば読むほど、それはちょっと違うと感じます。 むしろ、すごく似ていると思えるのは別の国の状況と当時の日です。 たとえばギリシャ。 彼らは既に 4年以上も緊縮財政を余儀なくされてる。 2010年、前政権の粉飾決算が明らかになって財政危機に陥った時、EU や IMF に助けてもらう条件として、年金など福祉施策をカットし、一方で税金は引き上

    弱者を追い詰めて爆発させる愚 - Chikirinの日記
  • 国と個人 - Chikirinの日記

    国と個人の関係は、歴史に規定されます。 日人が国にたいして極めて大きな信頼をおいているのは、過去において政府が(概ね)個人にとって「頼りがいのある存在」だったからでしょう。 日ではときに、「個人は国のために存在するとでも思ってるのかな?」とさえ感じます。 昔は「お国のために死ぬ」ことが美化されてたし、最近でも「年金制度が破綻するから少子化対策をすべき!」みたいな論調があります。 私は、「個人が幸せになるために国があるのに、国が繁栄するために個人に子供産め!みたいなこと言うのって、末転倒」と考えてるわけですが、 自由な個人生活より年金制度の方が大事だと(気で)思っている人も、いそうだし、 何かあるとすぐに国の責任を問うたり、制度を改正しろ、国が取り締まれ! と求めるのも、裏返せば「国とはしっかりしていて当たり前」と考えているからですよね。 国への信頼感が低い場合、国民は、 ・金の現物

    国と個人 - Chikirinの日記
  • 自然はマジで体に悪い - Chikirinの日記

    私は年に一度(時には二度)ほど、南の島に 10日間くらい滞在します。 海は大好きなのでホントはもっと頻繁に、そして長く行きたいとも思うけど、それを躊躇させる理由が、「自然は体に悪い」ってことです。 自然って体にいいと思ってます? もしあなたがそう思ってるとしたら、 それはたぶん自然じゃなくて、自然派というラベルが貼られた人工物だと思います。 もしくは「人間の技術の結晶としての自然」であって、いわゆる「あるがまま」の自然じゃない可能性が高いです。 ↑大海原にぽっかり浮かぶ、椰子の木 3しかない半径 5メートルほどの無人島に上陸。島全体が珊瑚で出来てます 自然の何が体に悪いって、まず最悪なのが紫外線。 日焼けで肌はボロボロになり、将来のシミだらけ肌の原因になります。 顔だけはいつも気合いを入れて“日焼け止め”(=人間の技術が生みだした商品で)プロテクトするのですが、 10日間も自然の中にいる

    自然はマジで体に悪い - Chikirinの日記
  • キャリアの一貫性なんてマジ無用 - Chikirinの日記

    今回ジャカルタで会った人と話してて、「一貫したキャリア形成が大事」なんて、まったくもって嘘っぱちだよねーと、改めて確信しました。 その女性は自身の母親がそうであったように、自分も長く働きたいと考え、大学ではデザイン学科に進みます。卒業後は、希望通りデザイン事務所に就職。専門職としてキャリアを積んでいこうと考えます。 でも働いてみたら、「デザインだけをやる事務所ではなく、自社でモノを作っているメーカーで商品デザインを担当したい」と考えるようになり、一年後にメーカーに転職。プロダクトデザイン部門で働き始めます。 頭の古いキャリアカウンセラーからは「石の上にも 3年は我慢すべき。1年で辞めたりしたら絶対ダメ!」とか言われそうですよね。 とはいえ、ここまでは、いわゆる「一貫したキャリア」だったのですが、更にステップアップしようと転職したアウトドアグッズのメーカーでは、なぜか広報・PR 部門に配属さ

    キャリアの一貫性なんてマジ無用 - Chikirinの日記
  • 圧倒的に新幹線(高速鉄道) - Chikirinの日記

    先日、金沢に行ったら、今年の3月から東京と新幹線で結ばれるってことで、駅にすごい気合いが入ってました。 ↓ 今、長距離の高速移動を可能にする手段としては、 ・鉄道 ・飛行機 ・高速道路+自動車 ・船 があるわけですが、この中で鉄道は圧倒的に使い勝手がよいです。 高速道路&自動車って、 ・渋滞や事故があり、移動時間が読めない ・誰かが長時間、運転する必要がある(疲れるしヒューマンエラーも多い) ・外国人や高齢者、免許を持たない若者には使えない(高速バスは別) ・高速代金、車の維持費などがバカ高い 自動車が向いてるのは、長距離の都市間移動(東京から金沢まで)ではなく、家から東京駅とか、金沢駅から目的地までといった、「鉄道に乗る前 & 降りた後の目的地までの移動」なんだよね。 なお、彼女と仲良くなるためのツールとか、地方の生活の足としての自動車利用は、長距離移動の話じゃないんでここでは無関係。

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  • 本当に「かわいそう」なのは誰なのか? - Chikirinの日記

    先日の NHK の番組に関するエントリ の補足として、私がこの手の「かわいそうなお年寄りを殊更に強調する番組」がほんとーによくない(=害がある)と考える理由をまとめておきます。 それは、財源を明示しない「かわいそう論」は、常に若い世代への負担押しつけに帰結するからです。 日には既に、ものすごい額の借金があります。 それらを返済させられるのは、今の若者であり、今の子供であり、これから生まれてくる子供達です。 彼らは、今より大幅にアップするであろう消費税、所得税、社会保障費の支払いを通して、それらの借金と利子を負担することになります。 教育や医療を含む行政サービスだって、今の中高年&高齢者が享受したレベルのものは手に入らないでしょう。 借金の使い道が、彼らの未来の役に立つものであるなら、それもアリです。 でも、お金の使い道は「現時点での(かわいそうな)高齢者」なのです。 ほんとーに、それでい

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  • 日本はおこちゃまの国 - Chikirinの日記

    先日まで、小浜島、西表島、石垣島など八重山諸島で 2週間を過ごしました。 ちきりんは海好きで、日では沖縄のあちこち、海外ではタヒチ、モルジブにカリブ海からニューカレドニア、さらには、タンザニア(ザンジバル島)やスリランカやイスラエル(紅海)、そしてセブやバリなどアジアのリゾートも含め、世界中のビーチに行ってます。 そこでたまに沖縄に行くと痛感するのが、日の(沖縄の)過保護振りです。 (モルジブかな) ボートから降りて泳ぐ時、すべての人にライフジャケット着用を求め、どんなに泳ぎが上手くてもボートの周りから少しでも離れると大声で戻れと言われ、水温が十分に高くても(シュノーケルの人にまで)ダイビングスーツを着ろと言う。 体験ダイビングはもちろん、ファンダイビングでさえ、完全に「みんなと一緒」にしか潜らせない。 海のツアーでも、安全のための説明や準備に時間がかかり、4時間のツアーで半分の時間も

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  • 円満離婚に向かう「政治と若者」 - Chikirinの日記

    夏の参院選に向けて、各党の比例公認候補が次々と名乗りをあげています。 地道なドブ板活動や親の代から続く後援会組織が必要な選挙区と違い、比例区は候補者の知名度が勝負。このため各党とも“有名人”をひっぱりだすのが常となっていますが、今回もまた各方面、満遍なく笑える感じですばらしいです。 それらを見ていて思うのは、政党というのはホントによく“市場=有権者を見てる”ってことです。 たとえば、日維新の会が公認するアントニオ猪木氏に、自民党が公認する渡邉美樹氏(ワタミグループ創業者)やオリンピック金メダリスト(体操)の塚原光男氏・・・ 若い人はこれらの候補者を見ると、「なんなんだ!?」と呆れたり失望したり、(ちょっとマジメな人になると)気で憤ったりするのかもしれません。 しかしこれは各政党が、「誰が選挙に行くのか」、「選挙に行く人の琴線に触れる候補者とは誰なのか」、すんごくよく考えた結果なのです。

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