Advanced Micro Devices(AMD)は、すでに発売しているプロセッサをベースにした、低消費電力のデスクトップ用プロセッサの製品ラインを発表した。 これまでのAMD製デスクトップ用プロセッサでは、最大消費電力が89W以上になる。一方、新しい低消費電力プロセッサでは、最大消費電力は35Wと65Wだ。 プロセッサがその最大消費電力に達することはめったにないが、熱限界(最大消費電力に達するレベル)が高いチップは、低いチップよりも通常の作業環境でのエネルギー消費量が大きくなるのが普通だ。ノートPCでは、このことがバッテリの性能に直接影響するために、大きな問題となる。 デスクトップPCにとってより重要なのは、熱限界が低いチップの方が小型軽量化もできるという点だ。それによって、メーカーが、プロセッサから出る余分な熱を冷ますためのヒートシンクやファンなどの部品を小型化できるようになるから