10月7日、東京電力は福島第1原子力発電所5、6号機にたまっていた「低濃度」とされる放射能汚染水を発電所内の山林へ散水しはじめ、発表した。 これに関連し、10日、東京電力の単独の記者会見で、ジャーナリストの田中昭さんが「我々、報道機関は福島第1原発の現地取材を拒否されている。本当に『低濃度』か確かめようがない」と追及。東京電力側が「(放射能汚染水は)口に入れても大丈夫」と答弁したことを捉えて、田中さんは「それならば、実際にコップに入れて飲んでもらいたい」と迫った。しかし、東京電力側は「飲料水ではないので……」と渋った。 田中さんは政府と東京電力の共同記者会見から「実績がない」という理由で排除されている。そこで、この問題を筆者が引き継ぎ、13日の共同記者会見で質問した。 「O157の感染源とされたかいわれ大根を菅直人厚生大臣(当時・のちの総理大臣)が食べたり、福島第1原発事故後も、枝野幸男官