「うどん県」と改称しただけあって、香川県といえば「讃岐うどん」を真っ先に思い出す方も多いはず。実は香川県の牛肉生産の歴史は古く、飛鳥時代から牛の肥育がはじまり、時代が下って明治・大正には京阪神地区に「讃岐牛」としてブランド牛を送り出していたそうです。 この記事の完全版を見る【動画・画像付き】 この讃岐牛に、小豆島名産のオリーブを食べさせると、さらにいいお肉になるのではないかと肉牛農家の方が発想し、肥育に成功したのが「オリーブ牛」なんですね。 小豆島で生産されるオリーブは、果実ごと出荷されるものもありますが、大半は圧搾してオリーブオイルに加工されます。この際に、残渣(オリーブ油を絞ったかす)が出るのですが、オリーブ牛の飼料として活用するまでは、堆肥として土に戻していたそうです。 オリーブ油の絞りかすを飼料に活用しようと考えたのはよかったものの、乾燥するのに手間がかかります。それに加えて、オリ