バツイチ男二人、なんでもひきうけます。 ぶっきらぼうだけど、どこか優しい便利屋二人の、ワケありで痛快な物語。 東京郊外の地方都市“まほろ市”で便利屋を営むバツイチ男・多田啓介(瑛太)。どこか暗い影を持つ多田のもとに、同じくバツイチの高校の同級生・行天春彦(松田龍平)が転がり込んでくる。昔は一言も口を聞かない変な奴だったのに、今ではよく喋る変な奴になっていた。そんな二人のもとに、“ワケあり”の事情を抱えたくせ者依頼人たちが、次から次へと現れる。自称コロンビア人娼婦、薬の売人、生意気な小学生、娼婦のストーカー。多田と行天は彼らの人生に次から次へと巻き込まれていく・・・。ぶっきらぼうだけど、どこか優しくて熱い便利屋コンビの物語。 本編尺123分メインキャスト瑛太 松田龍平 片岡礼子 鈴木杏 本上まなみ 柄本佑 横山幸汰(子役) 梅沢昌代 大森南朋 松尾スズキ 麿赤兒 高良健吾 岸部一徳スタッフ原
「コクリコ坂から」見てきました。 結論から言うと、パンフレットとビジュアルガイドを何も考えずに買うくらいにハマりました。 なにこれ、すごいツボなんですけど! コクリコ坂から 公式サイト コクリコ坂からビジュアルガイド〜横浜恋物語〜posted with amazlet at 11.08.06 角川書店(角川グループパブリッシング) (2011-07-16) 売り上げランキング: 1897 Amazon.co.jp で詳細を見る なんつかぶっちゃけると、見る前はぜんぜん期待してなかった。 最初行かないつもりでしたもん。キービジュアルみてもどっか国籍不明系のファンタジー?とか思ってましたし。 (というか見終わった今でもこのキービジュアルはなんか自分の感覚と違って困惑します。いい絵なんだけど、あれ?って。) まあスルーしようかなーと思った時に、見に行った友達からこんな言葉が。 「コクリコ坂は、ブ
『ゴダール・ソシアリスム』(原題Film Socialisme, 2010)は、『映画史』以降のゴダールの作品で、まぎれもなく最も力強く、ラディカルで、密度の濃い作品である。「フィルム」によって「社会主義」を振り返る、あるいは来るべき「社会主義」を展望すること。「フィルム」によって「社会主義」と表裏一体の「資本主義」を撃つこと。あるいは、この「フィルム」こそが「社会主義」そのものにほかならないと強弁すること。20世紀を考えるために避けて通ることのできない「フィルム」と「社会主義」という2つのタームを合わせ鏡にしたこの喚起力のあるタイトルは、すでにそれだけでさまざまな連想を誘う。 だが、ここで「フィルム」として名指されているものは、実のところ、多種多様なイメージの異種交配に強引に与えられた仮称にすぎない。基本的には全編がデジタルのHDカムで撮られたというから、そもそもは「フィルム」ですらない
ゴダールが予告編の名手であることはよく知られている。ゴダールの手にかかると、予告編はそれが予告するところの本篇の粗末な要約であるどころか、それ自体として一つの短編としての完成度を備えるようになる。そのことは、作品のキーワード(かわいい女の子、悪党、拳銃…)をアンヌ・コレットの声が次々に列挙する一方で、それに対応したりしなかったりする映像がテンポよく展開されていく『勝手にしやがれ』の予告編(左)——それを締めくくるのは、ゴダール自身による「今やっている最良の映画」le meilleur film actuelという声だ——や、同じ手法をブラッシュ・アップした『軽蔑』と『気狂いピエロ』の予告編を見るだけでも明らかだ。あるいは、ブレッソンの『少女ムシェット』の予告編(右)など、一種の映画批評になっているとも言え、「予告編」の概念そのものを更新している。その他にも、ゴダールの声が非西洋音楽のメタフ
"Super 8"2011/US ネタバレエイトです。 J・J・エイブラムスの最新作『Super 8』は、傑作と言ってしまっていいと私個人はおもっている。ただ、今この作品についてさまざまな言説が提示されることにどうも収まりの悪さを感じてしまうのだな。私たち大人がいろいろと感想を述べたとしても、10年後には今の子どもたち世代によってすべて塗り替えられてしまうのではないか。いやむしろそうであってほしい。映画館の暗闇の中で息を殺して『Super 8』を見つめ、胸のふるわせた体験をいつまでも大事にしていてほしいんだよ。7歳のとき映画館で『ジュラシック・パーク』を見たときのばくばくと波打つような心臓の鼓動を私は今でも覚えている。『ジュラシック・パーク』が当時の大人たちにどんな評価を受けていたか調べたこともないし、正直どうでもいい。そういう映画であってほしいんだよ。 ダイシックスはまた自分に酔っぱらっ
ボイスブログ『Kaiの徒然草』更新しました。 ↓ http://www.voiceblog.jp/kai1964/ 今年の春大ヒットした邦画『八日目の蝉』について、↓の作品と比較しながら、その「物足りなさ」の理由を探っています。 八日目の蝉 (中公文庫) 作者: 角田光代出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2011/01/22メディア: 文庫購入: 11人 クリック: 166回この商品を含むブログ (208件) を見る紀子の食卓 プレミアム・エディション [DVD] 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント発売日: 2007/02/23メディア: DVD購入: 4人 クリック: 205回この商品を含むブログ (96件) を見る家族の誕生 [DVD] 出版社/メーカー: エスピーオー発売日: 2008/09/03メディア: DVD クリック: 6回この商品を含むブログ (9件
新宿にて。ダーレン・アロノフスキー新作。前作『レスラー』(’08)と対になる作品性を持っており、非常に切実さを感じさせるストーリーであると同時に、とてもよく練られた映画でした。女性にとっての成長や思春期とはこのようなものなのだろうか、と想像しながら見ました。ややホラー的な展開もあるのですが、男性であるわたしにとっても思春期は恐怖の連続であったし、いかに別の人間へと metamorphose(変身・変態)していくかというのは思春期における大きな仕事であったようにおもいます。さまざまなメタファーがよく効いている物語だと感じました。内容に触れてしまうといけないので、結末等の記述はしませんが、あるていどストーリーに踏み込む必要があるので、未見の方は注意して下さい。 以下、大まかなストーリー記述やディテールを含む感想です。 基本的なあらすじは、母親と同居するまじめなバレリーナがついに念願の主役を指名
"Black Swan"2010/US アロノフスキーの最新作『ブラック・スワン』はバレエに取材したサイコスリラーと一応は説明できる。物語構造上の『Perfect Blue』(今敏)との類似性も指摘されているとおりだし、華やかな舞台役者の内幕ものとして『サンセット大通り』を思わせたりもするが、何よりも監督の前作『レスラー』を強く意識させる。なるほど本作ラストの演出が意図的に『レスラー』を踏襲していることは間違いないが、単なる焼き直しだとはまったくおもわない。低俗な見世物興行と揶揄されるプロレスと高尚で洗練された伝統芸能として称揚されるクラシックバレエ。まったく異なるカルチャーの中で肉体を酷使するひとりの人間を同じように描くことで共通する本質を浮かび上がらせた。 ナタリー・ポートマン演じるバレリーナ・ニナは「白鳥の湖」で念願の主役を射止める。しかしタイプの異なる二役を演じるプレッシャー、過剰
残念ながらこのページは閉じられています。 こだわりのストップモーション・アニメファンタスティックMr.FOX!! 絵本をストップモーションアニメーションに! ファンタスティックMr.Foxというアニメをご存知でしょうか? これは「チョコレート工場の秘密(映画:チャーリーとチョコレート工場)」で知られるロアルド・ダールの『すばらしき父さん狐』を映像化したストップモーションアニメーション作品です。あの「ダージリン急行」や「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」「ライフ・アクアティック」などで話題を博した監督「ウェス・アンダーソン」がメガホンを取り、声優に「マイレージ、マイライフ」のジョージ・クルーニー、「ジュリー&ジュリア」のメリル・ストリープを起用するというアニメーションの中ではかなり異例の豪華キャスティング! そしてアカデミー賞の長編アニメ部門にもノミネートされた本作は、子どもは勿論のこと大人も感
Installation view of Morakot (Emerald) (2007) at ArtUnlimited, Art 39 Basel, 2008. Courtesy SCAI the Bathhouse, Tokyo. 森からバンコクの街へ インタビュー/クリッティヤー・カーウィーウォン バンコクのラチャプラソン交差点で反独裁民主戦線の赤服デモ隊が政府に弾圧された2010年5月19日の一週間後、タイ人監督アピチャッポン・ウィーラセタクンの最新作『ブンミおじさん』(2010)がカンヌ国際映画祭のパルムドールを受賞したというニュースは、タイの文化人のみならず、国全体を沸かせた。パルムドールの受賞は全国紙の一面のトップを飾り、各方面の主流メディアでも取り上げられた。 「プリミティブ」という複合的なプロジェクトの一部である『ブンミおじさん』は、余生を送るために田舎に帰った男の物語
ヘアマックスの購入を検討している方へ 購入するなら絶対にクーポンコード(キャンペーンコード)を使いましょう! 20,000円引きとかになりますよ! 本当に、知ってるか知ってないかでメチャクチャ損します! 今から教えるクーポンコードを公式サイトの注文画面に入力して購入するだけ!(簡単ですが後ほど手順も書いています) 私もクーポンコードで購入したので安心して使ってください!! ヘアマックスのキャンペーン(クーポンコード)は、ほとんどが期間限定なのでお見逃しなく!
公式サイト:http://chee-uji.com/ 加藤 治代(ドキュメンタリー監督) 1966年生まれ。群馬県太田市在住。多摩美術大学美術学部芸術学科卒業後、スチールカメラマンのアシスタントを経て劇団黒テントに2年間在籍。母親の発病を機に帰郷。群馬県から映画美学校に通い、佐藤真監督(『阿賀に生きる』等)の指導のもとで作品を完成させる。完成した『チーズとうじ虫』は、2005年山形国際ドキュメンタリー映画祭で小川伸介賞、国際批評家連盟賞をダブル受賞。フランス・ナント三大陸映画祭ドキュメンタリー部門グランプリを受賞した。 『チーズとうじ虫』には、不治の病に罹患した母親とそれを見守る娘との穏やかな日々が繊細に記録されている。死を覚悟した母は、さしあたってはその日その日を淡々と生きる。歯磨きをし、三味線の代わりに箒を手にし、絵に熱中し、ブリ大根を煮る。娘はそんな母に慎ましくカメラを向け、同居の祖
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