来月5日から始まることしのノーベル賞の発表を前に、論文の引用回数を基にしたアメリカの学術情報会社による受賞者の予想が発表され、医学・生理学で、京都大学の森和俊教授と、大阪大学の坂口志文教授の2人の日本人研究者の名前が挙がりました。 このうち、京都大学の森和俊教授は、生命の活動を維持するのに必要なたんぱく質のうち誤って出来た不良品を見つけて分解する、細胞の中の「小胞体」と呼ばれる器官の仕組みを解明しました。 また、大阪大学の坂口志文教授は、体を守るはずの免疫が自分の体を攻撃して起きる病気の仕組みなどを解明しようと取り組み、過剰な免疫反応を抑えるリンパ球の一種、「制御性T細胞」という細胞があることを突き止めました。 論文への注目度を基にした「トムソン・ロイター」の予想では、これまでに名前が挙がった238人のうち37人が実際にノーベル賞を受賞していて、来月5日から始まることしのノーベル賞の発表が