独自の平和宣言を朗読する「平和と安全を求める被爆者たちの会」のメンバー=6日午前5時39分、広島市中区(安元雄太撮影) 被爆2世らでつくる「平和と安全を求める被爆者たちの会」は6日、広島市の平和記念公園にある原爆慰霊碑前で会としての平和宣言を朗読した。核兵器禁止条約の批准を求める「平和行政」は日本の安全保障の基軸である日米同盟を毀損(きそん)するものだと批判した。 同会は、被爆者やその家族らは反核一辺倒ではないとし、平成22年に創設。原爆の日に合わせ、広島市長による平和宣言と一線を画した「私たちの平和宣言」を毎年公表し、慰霊碑前で朗読するなどしている。今年は20人以上が参加した。 「平和と安全を求める被爆者たちの会」による平和宣言=6日午前5時39分、広島市中区(安元雄太撮影)松井一実市長が平和宣言で日本政府に核兵器禁止条約の早期批准などを求めたのに対し、会独自の宣言では、同条約は日米同盟