中国・広東省の広州市にある地下鉄駅で、入場の際に「健康コード」の提示を求めるポスターを撤去する鉄道職員(2022年12月7日撮影)。(c)CNS / AFP 【12月12日 AFP】中国政府は12日、新型コロナウイルス感染拡大防止のため導入していた行動追跡アプリの運用を、13日で終了すると発表した。 感染を徹底的に封じ込める「ゼロコロナ」政策を敷いてきた中国は先週、一転して行動規制の大幅緩和に踏み切った。 運用終了を発表した国営アプリ「通信行程カード」は、2020年に導入。携帯電話の位置情報を利用して、感染の危険が高い地域への移動履歴を追跡する仕組みで、「ゼロコロナ」政策の中核を担ってきた。 携帯電話番号を登録したユーザーの感染リスクを4段階で色分け表示。自治体間の移動や公共施設への入館、イベント入場の際に、アプリ画面に緑色の矢印が表示されていることを提示する必要があった。 ただ、中国には