鳥取市などが昨年11〜12月に行った「街なか交通実験」の検証結果が26日、市内で開かれた実行委員会で報告された。 商店街のにぎわいづくりを目的に、目抜き通りに自転車専用レーンを設けたが、通行量と商店街の売り上げがともに減少する皮肉な結果となった。 買い物客が自転車とぶつかる心配をせずに歩けるようにと、約4600万円をかけ、車道を鋼材で区切って専用レーンを作った。歩行者と自転車の通行量は平常時に比べ、駅前通りが5%、本通りは11%それぞれ減少。9店舗の抽出調査で、売り上げは前年同期を3%下回った。 歩行者(834人)へのアンケートでは、「安心して歩ける」などの理由で57%が「良かった」「どちらかといえば良かった」と答え、自転車利用者(661人)の53%も前向きに評価した。 しかし、商店主(116人)の81%は「どちらかといえば」を含めて「悪かった」と評価。自由記述欄には「店先に車が止めにくく