千葉県の自動車販売店の社員が、販売している乗用車の自動運転の機能を試そうと、体験乗車していた客に「ブレーキを踏むのを我慢してください」と言って追突事故を起こし、2人にけがをさせていたことがわかりました。警察は、自動運転の機能を過信したことが原因だとして、この社員と販売店の店長を業務上過失傷害の疑いで書類送検しました。 警察によりますと、事故を起こした乗用車には前方の危険を検知して自動停止する最新の機能がついていて、同乗していた販売店の社員が機能を試すため、「本来はここでブレーキですが、踏むのを我慢してください」などと男性客に指示していたということです。 しかし、ブレーキは作動せず、事故が起きたということで、警察は、自動運転の機能を過信したことが原因だとして、販売店の社員と店長を業務上過失傷害の疑いで14日に書類送検しました。 また、男性客についても、危険運転傷害の疑いで書類送検しました。