<アップルの技術が抜きん出てすばらしく、ソニーやパナソニックのテクノロジーが劣っているわけではない>、だが<アップルは技術をまとめることで、形を変え、ルールも変え、インタフェースも変えてしまった> では、アップルはなぜその改革を成し遂げられたのか。 それは、「型」破りな発想で物事の本質を追い求めていく企業文化のたまものだった。 <その発想を支えるのは、実は子どものような感覚です。五感と想像力を混ぜ合わせ、誰も見たことのない世界に飛ぶこと、その基礎となるのが、セルフ・イノベーションなのです> 「セルフ・イノベーション」(自己革新)とは、常識や既存のルールに捉われず、五感をフル活用して想像力を膨らませ、自発的に行動するようになることを指す。前刀氏は、一人ひとりがセルフ・イノベーションを起こすことで、世の中が変わり、日本が変わると唱える。 本書は、前刀氏がアップルをはじめとする様々な企業での体験