特集 「フォグ化するミニマリスト」という新しいライフスタイルを考える 〜〜所有物を減らしながら、同時に災害リスクを軽減していく可能性 最小限の所有物だけで暮らす「ミニマリスト」は、21世紀の現代だからこそ成り立つライフスタイルです。以前にわたしはこうツイートしたことがあります。 ミニマリスト的生活を、脱経済成長とか脱テクノロジで捉えている向きをたまに見かけるんだけど、それは真逆。高度に発達した物流とスマホで何でもできちゃう最新の情報通信テクノロジがあるから、ミニマリストが成立するんですよ。そこを勘違いしちゃいけないな。 — 佐々木俊尚 (@sasakitoshinao) July 11, 2017 ミニマリストの本質は住宅というものの範囲を極限にまで縮め、住宅の概念を拡張することです。鉄の扉の内側にある自宅だけで住まいを完結させるのではなく、自宅の近所にあるコンビニやスーパー、カフェ、食堂