リーダーが組織を動かすためには、大きく2つの方法があります。 もしあなたが組織を“素早く”動かしたいなら、「正しい指示」が有効です。きっと組織は軍隊のように効率的に機能するでしょう。しかし、もしあなたが組織の創造力を最大限に活用したいなら、その時に必要なのは良き「問い掛け」です。「正しい指示」はメンバーひとりひとりが持つ創造力を殺してしまう可能性があるからです。 「問いのデザイン」を学ぶ さて、この良き「問い掛け」について、大変参考になる書籍に出合いました。それが「問いのデザイン 創造的対話のファシリテーション」です。 この本は、学者と実務家という2つの顔を持つお二方による共著。 そのお話は、組織変革やイノベーションを求めているのに「変わりたくても変われない」問題の本質は、 「認識の固定化」(=「なぜこうなっているのか?」を改めて考えなくなる状態) 「関係性の固定化」(=コミュニティの中で