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ブックマーク / o-temoto.com (13)

  • 「すきないろは、なんですか?」 ミナ ペルホネンの皆川明さんが、こどもに伝える"四次元デザイン"の仕掛け

    「すきないろは、なんですか?」 ミナ ペルホネンの皆川 明さんが、こどもに伝える"四次元デザイン"の仕掛け ファッションの分野だけでなく器や家具、空間デザインも手がける人気ブランド「ミナ ペルホネン」。創業者でありデザイナーの皆川 明さんは一貫して、「時間軸」を意識した長く愛されるものづくりをしています。一人の女の子のある質問がきっかけで、デザインの背景にある「多様性」についても皆川さんが語ってくれました。 「特別な日常服」をコンセプトにしたオリジナルのテキスタイルが人気の「ミナ ペルホネン」は、こども向けの製品のデザインも発表しています。創業者でデザイナーの皆川 明さんが2024年4月23日、内装デザインを手がけたランドセルを製造販売する土屋鞄製造所のトークイベントに登壇。ひとしきりトークが盛り上がった後、会場の参加者に質問を呼びかけると、一番最初に小さな手が挙がりました。 「すきない

    「すきないろは、なんですか?」 ミナ ペルホネンの皆川明さんが、こどもに伝える"四次元デザイン"の仕掛け
  • 「ハーバードを出ていないなら諦めろ」その言葉に唇を噛んだ女性起業家が語る、"できない"からこそできたこと

    「ハーバードを出ていないなら諦めろ」その言葉に唇を噛んだ女性起業家が語る、"できない"からこそできたこと 2000年、共同創業者の諏訪光洋さんとともに株式会社ロフトワークを設立した林千晶さん。当時は起業そのもののハードルが高く、まして女性が大規模の会社を率いるという前例は極めて少ない時代でした。幾多の苦難を乗り越えてきたこれまでを振り返り、林さんが現代の起業家たちに伝えたいこととは。 女性起業家として、経営の最前線を走り続けてきた林千晶さん。 2000年、共同創業者の諏訪光洋さんとともに、クリエイティブカンパニーの株式会社ロフトワークを設立。2022年に同社の会長を退任して以降はその後の動向が注目されていましたが、2022年9月には日建設計とロフトワークとともに立ち上げた新会社、Q0(キューゼロ)の代表取締役社長に就任しています。 ロフトワークの創業前まで、共同通信のニューヨーク支局に勤め

    「ハーバードを出ていないなら諦めろ」その言葉に唇を噛んだ女性起業家が語る、"できない"からこそできたこと
  • 小学生のゲーム、時間制限は?課金は? 気になること全部聞いてみた。ゲーム会社からは切実な「お願い」も

    新学期は、学校生活で心配なことが増えたり、さまざまな家庭の子育てに触れる機会が訪れたりする時期。小学生の子育てには、乳幼児期とはまた違った悩みが生まれます。そこでOTEMOTOでは、親子サポートプロジェクト「6歳からのneuvola(ネウボラ※)」をスタート。こどもが小学1年生になる保護者が悩みがちなテーマについて、"先輩"や"同期"にあたる保護者たちのリアルな声を紹介していきます。 ひとつの正解はないけれど、みんながどう対処しているのかを知ることで、「うちの子には何が合うのか」を考えるヒントになりますように。第1回では「ゲーム事情」を取り上げます。 ※ ネウボラ = フィンランド語で「アドバイスの場」という意味。妊娠期から子育て期まで切れ目のないサポートを提供する自治体が日でも増えています。 ※アンケートは引き続き募集中です OTEMOTO 「こどもにゲームをさせますか?」。アンケート

    小学生のゲーム、時間制限は?課金は? 気になること全部聞いてみた。ゲーム会社からは切実な「お願い」も
  • 世界中から学びたい人が訪れる佐渡島の「学校蔵」は、人を循環させる情熱の沸点だった

    新潟県の離島、佐渡島にある廃校が「学校蔵」として生まれ変わったのが9年前。アクセスが良いとはいえないこの場所にいま、世界各国から学びたい意欲のある人たちが集まっています。学校蔵で学ぶ内容は、酒造りから地域づくりまで多岐にわたります。教える人も学ぶというサイクルがあり、人と人とが交差する熱い校舎を取材しました。 海を一望する高台に建つ学校蔵。古い木造校舎や玄関前の池はそのままで、どことなく懐かしい雰囲気が漂います Mizuho Ota 「課題解決先進地」に 新潟港からカーフェリーで2時間半。佐渡の両津港に到着したら、バスに乗り、キラキラと光る海と黄金に輝く田んぼを眺めながらさらに1時間ほど揺られて、ようやくたどり着く西三川地区。かつて砂金で栄えたこの地の高台に建つのが、今回の目的地である「学校蔵」です。 酒蔵らしく玄関先には杉玉が吊られています。同時に、学校蔵は酒造り以外の多様な取り組みを行

    世界中から学びたい人が訪れる佐渡島の「学校蔵」は、人を循環させる情熱の沸点だった
  • 恋愛と結婚は「まぜるな危険」。刷り込まれた結婚観から解放されるには

    私たちがいつの間にか当たり前に感じてしまっている、「結婚には恋愛が必要」という概念。そこに一石を投じるが話題です。世代・トレンド評論家の牛窪恵さんが2023年9月13日、新刊『恋愛結婚の終焉』を上梓。新刊に込めた想い、そして恋愛結婚の未来についてお話を聞きました。 ※この記事はの発売を記念したオンラインイベントとの内容で構成しています。 「草系男子」や「おひとりさま」などの言葉を世に広めた、世代・トレンド評論家の牛窪恵さん。2015年発売の『恋愛しない若者たち コンビニ化する性とコスパ化する結婚 』、2020年発売の『若者たちのニューノーマル Z世代、コロナ禍を生きる』などの著作を通じ、多様化する現代の若者たちのライフスタイルを追い続けています。 そんな牛窪さんの新刊『恋愛結婚の終焉』は、恋愛結婚のプロセスにフォーカス。私たちがこれまで当たり前のように感じてきた、「恋愛を経て結

    恋愛と結婚は「まぜるな危険」。刷り込まれた結婚観から解放されるには
  • 学生も先生も1期生。徳島県に開校した「神山まるごと高専」、何を学べるのか

    徳島県神山町に2023年4月に開校した私立の高等専門学校「神山まるごと高専」。すべての学生の授業料を無料にする「奨学金基金」の設立や坂龍一さんの最後の作品となった校歌など、話題に事欠きません。全国から集まった1期生の44人は、ここでどんなことを学んでいるのでしょう。授業を見学させてもらいました。 【画像】「神山まるごと高専」ってどんな学校? 起業家を育てる新しい学び舎 徳島県神山町の鮎喰川の両サイドに校舎と寮がある。寮(写真中央)は、旧神山中学校の校舎を使用している Akiko Kobayashi / OTEMOTO 徳島阿波おどり空港から車で約1時間の山間部にある、人口5000人に満たない徳島県神山町。町のシンボルである鮎喰川のほとりに、平屋建ての学び舎はありました。 教室の外はまばゆい新緑に囲まれ、ウグイスの鳴き声がときどき聞こえてきます。2023年5月下旬の昼下がり、ラフな服装の学

    学生も先生も1期生。徳島県に開校した「神山まるごと高専」、何を学べるのか
  • 「デザインの寿命を長くしたい」。掲示が終わった広告が、世界でひとつだけのバッグに

    企画やデザインに膨大な時間や労力がかかるのに、掲示されるのはわずかな期間だけ。倉庫で眠らせるか廃棄するしかなかった広告宣伝物を掘り出し、バッグにアップサイクルするプロジェクトがあります。クリエイティビティを使い捨てにしないという発想の原点とは。 幼虫として土の中で数年間を過ごし、ようやく地上に出たらたった数週間で死んでしまうセミ。 そんなセミの一生に似ているのが、時間をかけて準備したのに掲示期間が終わると廃棄されてしまう、広告宣伝物の運命です。 「ひとつの広告には、企画、デザイン、撮影、議論など、目には見えないけれど多くの人たちの労力と時間とアイデアが詰まっています。物質的な素材の再利用も大切ですが、むしろ僕は『デザインの寿命を長くしたい』という思いが強いです」 展示が終わった広告や掲示物などのデザインを生かし、バッグにアップサイクルするブランド「蝉 semi」。ブランド名にそんな思いをこ

  • 学生のとき、なぜ運動を続けられなかったのだろう。体育が苦手だった私のみじめな記憶

    学生の頃、体育や運動部の活動は「選ばれし者」だけが輝ける時間でした。体育が苦手で部活も続けられなかったという漫画家の田房永子さんは最近になって、身体を動かすこと自体は嫌いではなかったのだと気づきます。あのとき、運動を続けられなかったのはなぜなのかをエッセイで振り返ってもらいました。 小学生の頃から体育が苦手でした。 走っても投げても飛んでもクラスで最下位。キックベースはルールが理解できなくて3塁に走って男子にブチ切れられたり、マラソンの授業は「みんなが走り終わったら教室に戻れる」という謎のルールがあり、いつも私がビリでみんなを待たせる重責を負うので当にやりたくなかった。みじめな思いばかりする科目でした。 中学生になると、母から毎日「運動部に入りなさい」と言われるようになりました。何かに打ち込んでほしかったのでしょう。しかし運動部は朝練も放課後もバリバリやらなきゃいけない。入る気になんてな

    学生のとき、なぜ運動を続けられなかったのだろう。体育が苦手だった私のみじめな記憶
  • 土屋鞄が「だるまバッグ」に詰めた"異常"なこだわり。クレイジーな発想を形にする

    老舗の革製品ブランドが、意外なものを運ぶ「斜め上」のバッグをつくり続けているーー。土屋鞄製造所は専用鞄シリーズ「運ぶを楽しむ」の第5弾として2023年1月18日、「だるまバッグ」を発表しました。スイカ、雪だるま、ワイングラス、水切り石に続き、だるま? どうやってつくっているの? 専用バッグの誕生秘話を、だるまバッグの企画を担当し、ブランドPRとプランナーを兼任する山登有輝子さんに教えてもらいました。 「運ぶを楽しむ」シリーズ第5弾の最新作「だるまバッグ」 Akiko Kobayashi / OTEMOTO ーーいま「だるま」が入った鞄がデスクに鎮座しています。控えめに言ってクレイジーな光景なんですが、この鞄について説明していただけますか。 この「だるまバッグ」は、イタリアの牛革を採用しています。体の上部が3のベルトになっていまして、しめ縄をイメージした持ち手をベルトに通すことで、球状

    土屋鞄が「だるまバッグ」に詰めた"異常"なこだわり。クレイジーな発想を形にする
  • 「小さなパイを奪い合うなら、パイを大きくすればいい」 史上最年少の女性市長が、阿波おどりを変える

    歴代最年少の女性市長として36歳で徳島市長となった内藤佐和子さん。2020年に就任後、民間企業との連携など大胆に市政改革を進め、自身に対する不信任決議案の提出やリコールなどについては「ケンカしてる場合じゃない」と一蹴します。ビジネスマインドをもったまちづくりについて、じっくり聞きました。 2022阿波おどりの総踊り 徳島市提供 D&Iな祭り ーー徳島といえば「阿波おどり」。3年ぶりの格開催となった2022年は黒字化の見込みとなったというニュースがありました。 もともと阿波おどりは40年間の累積赤字が約4億3000万円ありました。 雨や台風で中止になったときの払い戻し、屋外の桟敷の新設や補修、河川敷の駐車場からのシャトルバス運営費など経費が多くかかるので、そもそも事業としては黒字になりにくい立て付けなんですね。 赤字にフォーカスされてきたのは、政治的な駆け引きや内紛の面もありました。小さく

  • ブームの渦中にいた90年代の女子高生が、学校で本当に教えてほしかったこと

    茶髪、ミニスカートの制服、ルーズソックス姿で渋谷を闊歩する姿に象徴される、1990年代の女子高生ブーム。当時、女子校に通っていた漫画家の田房永子さんは「あの頃の大人たちは、女子高生を自分たちよりも力と知恵を持った者かのように錯覚していた」と話します。大人になってからわかった、女子高生が大人にしてほしかったことについて、エッセイを寄せてくれました。 私は東京都内の私立の女子校に、中学高校の6年間通っていました。 大人になり、親になって、女子校でこんなことを教えてもらいたかった、と思うことがいくつかあります。 私が高校1〜2年の頃、世の中は1990年代、女子高生ブーム真っ盛りでした。テレビや雑誌で「ブルセラ」や「援助交際」などの用語が毎日飛び交い、大人たちは「女子高生の性の乱れ」や「金銭感覚の狂い」を嘆いていました。 私が通っていた女子校は校則が厳しかったのもあって、生徒たちはおとなしい雰囲気

    ブームの渦中にいた90年代の女子高生が、学校で本当に教えてほしかったこと
  • ミナ ペルホネンの皆川明が語る、100年続くブランドに必要なこと。「人よりも会社が成長してはいけない」

    ミナ ペルホネンの皆川明が語る、100年続くブランドに必要なこと。「人よりも会社が成長してはいけない」 「特別な日常服」をコンセプトにしたオリジナルのテキスタイルが人気の「ミナ ペルホネン」。デザイナーの皆川明さんが「せめて100年続くブランド」をめざして1995年に創設しました。続けるために大切にしていることの一つ、「つくり手の幸せ」についてイベントで語りました。 デザイナーの皆川明さんは2022年10月7日、アプリプラットフォームを運営する株式会社ヤプリの主催イベント「YAPPLI SUMMIT」のトークセッションに、デザイナーの篠原ともえさんと登壇しました。 篠原ともえさんの記事はこちら:「大切なことはおばあちゃんの着物が教えてくれた。篠原ともえがドキドキをつくり続ける原動力 皆川さんは1995年、「ミナ ペルホネン」の前身である「ミナ」を創設。当初はたった1人で、魚市場で働いて生活

    ミナ ペルホネンの皆川明が語る、100年続くブランドに必要なこと。「人よりも会社が成長してはいけない」
  • 「おしゃれは我慢」からは何も生まれない。スカートに酒瓶をしのばせて闊歩する、元鈴木さんのものづくり

    女性用の服にもポケットをつけてほしいーー。そんな声に斜め上から応えているアパレル経営者がいます。その名も「元鈴木さん」。ペットボトルや日傘、酒瓶が入る巨大ポケットをつくっちゃいました。何が彼女のものづくり精神をかき立てるのでしょうか。 女性のポケットはフェイク。ならば... 男性用のジャケットにはポケットがついているのに、同じ製品の女性用にはポケットがない。同じ値段なのにーー。2022年7月、そんなツイートが話題になりました。 「ビジネスで使うジャケットなのにペンを入れられない」「デザイン上はポケットがあるように見えるのに、小さすぎるか、フェイクでしかないこともある」など、機能性を疑問視する声が多く上がり、複数のメディアでも取り上げられました。 女性用の服にもポケットがほしいという声は、以前からあがってました。そのニーズを数年前にキャッチし、「ならば」と大容量ポケットがついたスカートを開発

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