これからどんどん減っていく「13人」 『鎌倉殿の13人』では第27話で「13人」が揃った。 放送日で言えば、令和4年の7月17日のことになる。 歴史書「吾妻鏡」に沿った時間軸でいえば「建久10年4月12日」。 癸酉(みずのととり)の日のこと、と書かれている。 まあドラマのように、陪審員のごとく、13人が勢揃いして話し合いをしたのかは、かなり疑問ではあるのだが、でも13人揃った。 そしてそこから、どんどん減っていく。 陪審員のドラマと同じだ。 「被疑者は有罪でいいだろう」とみんなが信じている雰囲気のなか、無罪を主張して陪審員一人ずつを落としていくことによって、形勢を逆転させる。 それが陪審員ドラマである。 陪審員ドラマふうの『鎌倉殿の13人』 『鎌倉殿の13人』というタイトルから想像するかぎり、これからの展開はその「陪審員もの」に準ずるように見せるのだろう。個人的にはそうおもっている。 ただ