日経ビジネスがこのほど発売した『日経ビジネス総力編集「徹底予測2014」』。毎年末に翌年の経済や産業の行方を大胆に占うこの特別版に連動した特別企画として、ボストン コンサルティング グループ(BCG)の現日本代表である御立尚資氏と、元代表の内田和成氏(現・早稲田大学ビジネススクール教授)が登場。2人がリレー形式で、新年の潮流を鋭く読み解く。 今回は、前回に引き続き、現代表の御立氏が登場。予測したメーンシナリオ以外の「いざという時」に対応できる組織や人材のあり方を説く。 (構成は小林佳代=ライター/エディター) 前回、企業は新しい年に向け、未来を「こうなるかもしれない」と予測し、それが起きたらどうするかを考え備えておくこと、中期経営計画や予算などでつくるメーンシナリオのほかに最低2つのサブシナリオをつくっておくことが必要と説明しました。 実際にメーンシナリオ以外の事が起きた時には、素早く方針