滋賀銀行巨額横領事件(しがぎんこうきょがくおうりょうじけん)とは1973年に発覚した横領事件。 [編集] 概要 滋賀銀行山科支店の女性行員O(当時35歳)は、タクシー運転手Yの運転するタクシーを利用した1年後の1966年、帰宅途中のバスの中で、偶然乗り合わせた競艇帰りのY(当時26歳)から声をかけられた。そしてYの話から競艇に多額の金を使うYを金回りがいい人と思い込み預金の勧誘をした。OはYに夢中になり交際するようになった。 交際するとまもなく、YはOに競艇をするための金を要求。Oは自分の貯蓄を引き出してYに渡したが、儲けはおろか元金さえ戻ってこなかった。だが、Oは惚れた弱みでYの金銭要求を拒否できず、家族の金を取り崩すことになった。 それでもYの金銭要求はエスカレート。1968年1月、Oは自分の預かっていた定期預金元票から預金証書を偽造し、支店長と支店長代理の職印を転写し横領。さらに架空