米通信機器大手モトローラは6日、米アップルのスマートフォン(多機能携帯電話)「iPhone(アイフォーン)」や新型携帯端末「iPad(アイパッド)」などがモトローラの特許を侵害しているとして、米国際貿易委員会やイリノイ州などの裁判所に対し、販売の差し止めや損害賠償などを求める訴えを起こしたと発表した。 モトローラによると、アップル製品は、無線通信の技術やアンテナ、電子メール、位置情報の機能などに絡む18の特許を侵害したという。 スマートフォンを巡っては、アップルと台湾大手HTCが特許を侵害したとして相互に訴えているほか、米マイクロソフトも今月初めにモトローラを訴えるなど、訴訟が頻発している。(山川一基)