BCNは8日、全国の大手家電販売店から収集した実売データを集計する「BCNランキング」にもとづいた、デジタル家電製品の販売動向を発表。BCNアナリストである道越一郎氏が、デジタルカメラの動向について語った。 注目は「ソニー」 デジタルカメラ全体では、4月以降の台数伸び率は順調。ただ、単価は下落傾向。さらに、「8月は例年に比べても価格下落が著しい」と道越氏。特にレンズ一体型(コンパクトデジタルカメラ)は、「台数が出るようになったにもかかわらず、単価が1年間で2割程度下がっている」という苦しい状況が続いている。 デジカメ全体の販売台数・金額前年同月比と平均単価 レンズ一体型カメラの販売台数・金額前年同月比と平均単価 また、台数でのメーカーシェアでは、「トップを走ってきたキヤノンが後退し、カシオが復活してきている」。そんな中で、ソニーが躍進。メーカー別台数前年同月比では、キヤノンとカシオの上位2